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メンバーコラム

スタッフのバイクライフ

2014-03-10

NO.17 タイガー800でキャンプツーリングへ

今年初のキャプツーリングへ

毎年恒例の初詣ツーリング゙以来、天候不順のためツーリングが出来なかったりしましたが、昨年最後のツーリングを飛騨方面に一緒に行ったNさんとようやく予定も合って、二人で南紀の潮岬へ、タイガー800にキャンプ道具を満載してキャンプを楽しんできました。

潮岬へ

今回のキャンプツーリングも時間と距離を稼ぎだすために、高速道を使い、あとは国道で目的地の潮岬キャンプ場を目指しました。

今回のキャンプツーリングでは、この時期ということもあり、昨年、新調したテントと、真冬対応の寝袋等を試す機会が、やっとできたことも楽しみでした。

キャンプ

潮岬は、岐阜に比べると、とても暖かく、タープの下でNさんと、タイガー800でのツーリング計画など色々と楽しい時間を過ごすことが出来ましたし、寝袋は暖かく快眠できました。

キャンプ01

ツーリングライダーの目線で楽しむ

この時期は、防寒対策を施しても長時間ライディングをしていると、足先から冷えて、体全体が冷えてくるのですが、社長が、テストしてこの季節の必須アイテム、と云っていたヒートソックスを試してみました。

確かに、長時間高速走行しても躰が冷えることなく快適で、この時期の必須アイテムであることを実感することができました。

タイガー800も試乗車として使っていますが、ライダーとメカニックの両面から、新車状態からのポジションをはじめ、エンジンや足回りなどのコンディションが、整っていく過程を体感して、ツーリングライダーの目線で楽しむことにより、新製品だからとか、新車だからという試乗車よりも、魅力や楽しさを提案できるのが、NWJCの試乗車です。

800&エクスプローラー

新車状態からを振り返って見ると、エンジンや足回りはメンテナンスを施して、各部を見直すことで、それに応えるかのように、力強さや滑らかさを増し、チョイ乗りから日帰りツーリングにキャンプツーリングまで、気持ち良く楽しめる車両と成りました。

タイガー800の魅力を再認識

翌日は、路面凍結があるかもしれない高野山へ向かいました。案の定、高野山手前から次第に路肩に雪が見えはじめ、途中は道幅一杯の凍結路面のところも有り、ドキドキ、ヒヤヒヤしながら走る場面もありました。

凍結路面

しかし、コンディションを整えた、タイガー800のトリプルエンジンは、低回転域では2気筒のように力強く、高回転では4気筒のように吹き上がり、全域に亘って滑らかで扱いやすいことを改めて実感する事も出来ました。

このような悪路に遭遇した場合でも、トリプルエンジンの特性と、ファイナルレシオがベストマッチなこと、そして何と言ってもミッションレシオは抜群に使いやすい。

雪道

同じ800クラスでも2速と3速の間が間延びした車両でのコーナーリングは、2速では低すぎるし、3速では高すぎて扱い難く、躊躇した経験もありますが、タイガー800は、日本の道にベストマッチといえる使いやすさを遺憾なく発揮して難なく通過することが出来ました。

ライダーとしてメンテナンスの重要性を実感

乗り始めた頃のタイガー800は、お気に入りのストリートトリプルRと比較すると、ポジションも何となくシックリとくるところなく、ハンドルポジションを変更したり、硬く跳ねるサス周りにメンテナンスを施こす等、色々な角度からチェックして乗ってきました。

ワインディング

初期状態ではバラつきのあったエンジンもメンテナンスによりコンディションを整え、トータルバランスを高めて、徐々に自分自身に馴染んできたタイガー800、いやその逆かも・・・だからこそ極々自然な操作で、転倒しそうな悪路もクリアできたと思います。

乗りこなすより、使いこなすためのメンテナンス

先日、大阪のRBRさんからストリートトリプルのエンジン調整の依頼を受けました。

タイガー800をメインに使うようになるまでは、ストリートトリプルRを楽しんでいましたからストリートトリプルは、コンディションを整えれば、とても扱いやすい特性を持った、ロングツーリングも気持ち良く楽しめるご機嫌なバイクなのです。

ストリートトリプル

ですが、エンジンコンディションなどが悪いと、とても乗り難く、市街地や渋滞などでは神経を使う辛い車両となってしまいます。そのオーナーは、コンディションの悪い状態で4年間も乗っていたそうです。

エンジン

雑誌などには、乗り易いミディアムクラスのストリートファイターとか、雑誌というバイクを疑似体験した人たちからは、そのバイク乗り易いでしょ?と、声を掛けられて、乗り手のライテクに問題があると思い込んでいたようです。とのことでしたが、とても気の毒に思いました。

こんなもんです!は、ベストアンサーとは云えないと、改めて思いました。

R.B.R Motorcycle『ストリートトリプルのエンジンコンディションを整える』

新しいから、良くて当たり前は大間違いで、ライダーの目線から総てをチェックして、使いやすい車両、楽しめる車両としてのメンテナンスをより多くの人達へ提供する事が、メカニックとして大切な事だと、強く思う今回の出来事でした。

使いこなすために

ライテクで乗りこなす事より、心地良く使いこなす為のメンテナンスがあってこそ、速さより心地良さで楽しめるというのは、NWJCの方針でもあり、社長は、「俺のようなヘボライダーでも楽しく乗れる車両に仕上げることが出来てこそバイク屋だ!」が、口癖です。

BMW R1100GS・R80GSなどを誰が乗っても扱いやすく、楽しめるよう自ら仕上げて、林道ツーリングを楽しんでいましたから、その言葉には説得力があります。

林道

また、出来ることならビッグオフで林道を楽しみたいという、憧れを持っていたライダー達が、諦めることなく、現実に林道ツーリングを楽しめるよう、トレッキングごっこに誘って面倒をみていました。

ビッグオフ

その結果、多くのライダーが、ビッグオフで林道ツーリングを楽しむ事ができるようになっています。中には、アメリカンしか乗れないと言っていた人も、今ではビッグオフを駆って林道ツーリングを楽しんでいます。

不思議なトレッキングごっこ

歩くような速度で、ポコポコと乗っているうちに、何だか感覚的に乗れ始めてくるという、不思議な遊び感覚で、沢山のライダーにバイクの楽しさを伝えてきました。

いつものメンバーも全員が、トレッキングごっこで、バイクの面白さ楽しさをスペックやハイメカに惑わされることなく、感覚的に感じることが出来る様になったようです。

私もほんの少しだけ経験しているのですが、やったことが出来る事と、知っている事と出来る事の違いも分かっていないレベルで、話のネタとしてのトレッキングごっこでした。

タイガー955i

しかし、今年は、Nさん共々一緒にトレッキングごっこを楽しんで、よりタイガー800を楽しみ、使いこなしたいと思っています。

今年もツーリングを楽しみます。

もっとバイクを楽しむために、また、林道ツーリングへの憧れを持っているタイガー800を駆るオーナーたちと、或いは、これからタイガー800を楽しみたいと思っている未来のオーナーたちと、トレッキングごっこを共に楽しみ、ツーリングやキャンプなど、素適なバイクライフを楽しみたいと思っています。

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

2014-03-10

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