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メンバーコラム

スタッフのバイクライフ

2012-11-17

No.08 トライアンフ ストリートトリプルR ツアラー仕様

トライアンフ ストリートトリプルRを本格的なツアラー仕様として

ツアラーと言えば大きなフェアリングとタンデムを前提としたトップケースに幅広いパニアケースを装備した大柄な車体のリッタークラスが主流で、今まで、BMW R1100GS,R1150GS,ホンダVFR800,トライアンフ スプリントST1050、タイガー1050と乗り継いできました。

併し、小柄で軽量な私には車体が大きく重量もあり、高速道を使って長距離の移動だけを主体に考えれば快適なところもありましたが、一般道では道を選ぶこともあり、取り回しに苦労することもありました。

大陸を縦横無尽に走り周るならともかく、日本の道路事情には少し大きいな~と思っていましたが、ストリートトリプルRはミドルクラスで軽量、コンパクト、独自のエンジンメンテナンスを施したパワーはリッター並みで低速から扱いやすく、ロングツーリングを楽しめて高速道から田舎道の脇道まで抵抗なく道を選ぶことなく入って行く気になり、最高に楽しめるバイクとしてお気に入りです。

エンジン

独自のメンテンナンスを施し、低速から高速まで全域で扱いやすいコンディションに仕立て上げたトリプルRにノースウイングJCオリジナルのツーリングキャリアをはじめツーリングを楽しめる装備を整えてロングツーリングを楽しんでいましたが、パニアケース、フォグランプ等を追加装着し本格的なツアラー仕様に仕上げました。

ストリートトリプル01

トライアンフ ストリートトリプルR ツアラー仕様でツーリングへ

ストリートトリプルが最も苦手とする積載性でも今回の追加装備により、ロングツーリングを前提としてキャンプ道具一式と着替えなども積み込んだ荷物満載で、エクスプローラーを駆る社長とワインディング等での操縦性や安定性、取り回し等のテストを兼ねてツーリングへ行ってきました。

パニアケースとツーリングキャリアに積載した状態での走行性は、パニアケースを装着して積載量が増えたにも関わらず、荷物をツーリングキャリアのみに積載していた時よりも低重心化したことで取り回しや中低速での切り返しが楽になり、細い九十九折れの上りのタイトコーナーでは、2速アイドリング付近でも車体は安定していて楽しむ事ができました。

積載 ツーリングキャリア

中高速コーナーでは、先行するエククスプローラを駆る社長のペースが上がる中、リッタークラス並みのパワーと足回りはまだまだ行けますよと車輛からのメッセージとして伝わってくる程の安定感があり、トリプルRを駆る私のほうが、ビビリおじけ付くほどのペースでしたが、荷物満載状態にも関わらず安定感のある走りが出来るセッティングが決まり、積載性、取り回し、ポジションなどトータルバランスに於いてもツアラーとして楽しめる仕様として仕上がったことが実感できました。

トライアンフ ストリートトリプルRで林道フラットダートを通過

予想もしていなかったのですが、林道まで走ってきました。デュアルパーパスならまだしもVFR800やスプリントSTでは、思案することなく即Uターンが当然の田舎道からの脇道でした。

併し、ストリートトリプルの軽量コンパクトな車体と扱いやすいパワフルなエンジンであればこそ躊躇することなく脇道の林道へ入ることが出来ました。
余談ですが、先行する社長はストリートトリプル同様にキャンプ道具など荷物満載にも関わらず、エクスプローラーのトラクションコントロールの設定テストも兼ねてのツーリングですからスイスイとペースを上げてあっという間に見えなくなりましたが、いくつかコーナーを曲がるとカメラを構えて待っていてくれました。

フラットダート

途中で停まった時などは、荷物満載でも軽量コンパクなトリプルRは、車体を起こす時にズルッと滑る事も無く、スタンドを払う事も苦もなくでき、発進時もフラットトルクのおかげで、アクセルをあおることなくクラッチをアイドリング+αの回転域で繋げばタイヤがスリップや空転することも無く発進できて、フラットダートの林道であれば苦も無く通過できることが確認できました。

フォグ

夕闇が迫り、日が落ちてからの夜間に入ると、フォグランプの威力は絶大で広角で点灯時はより広範囲を照らし出して、視界が広くなり安心して走行できました。今回はスタンダードのバルブでしたが、次回からは霧や雨にも強いイエローバルブに・・・と思案中です。

今回のテストツーリングは様々なシチュエーションがあり楽しめました。

速さも、心地好さもあり、走る続ける事を楽しめるトライアンフ ストリートトリプルR

旧タイプのストリートトリプルRから乗り始めてメンテナンスとツーリングを繰り返して色々とテストをしていますが、工場出荷時の状態にバッテリーを接続してガソリンを入れメーカーの指定するテスターチェック等を施して、ナンバーを取り付ける所謂「新車」という状態でのテストツーリングも試乗車は必ず実施しています。

新旧両タイプ共に低速ではトルクが無く大きな谷間がありギクシャクしたエンジン特性で、コーナリング中はシャープさの無い腰砕け状態の足回りだった現行モデルと、道路の継ぎ目等では、跳ねまわり落ち着きのない前モデルで、どちらも思い通りにならない、まさにストリートファイター?と云うか、気を許せない車輛だと思いました。

新旧トリプル

併し、じっくりと時間を掛けて、ツーリングを繰り返しながら、ライダーの目線とメカニックの感性を融合させた独自のノウハウにより、各部にメンテナスを施しコンディションを整えたストリートトリプルRだからこそ『速さも心地好さも在り、走る続ける事を楽しめる』ツアラー仕様が出来上がりました。

ノースウイングJCではツーリングライダーが、よりバイクライフを楽しめる様応援しています。

ストリートトリプルを楽しんでおられる方々で、乗り味やライディングに不満や不安のある方、問題はバイクにある場合もあります。比較試乗で再チェックされてはいかがですか?

紅葉

寒さの増す季節となりましたが、次回のロングツーリングが楽しみです。皆さんも万全の防寒で冬のバイクライフをお楽しみください。

2012-11-17

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