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メンバーコラム

スタッフのバイクライフ

2012-12-01

No.09 トライアンフ ストリートトリプルRとタイガー800を乗り比べて

前回はエクスプローラーを駆る社長と、ストリートトリプルR・NWJCオリジナルツアラー仕様に荷物を満載状態にしてのテストツーリングに行ってきました。

そして今回、同時進行しているタイガー800も当然エンジンから各部に至るまで丁寧にコンディションを整えて、主に社長がロングツーリングや林道などで試行錯誤しながら仕上げていますが、新たににパニアケースやフォグランプ等を追加装着して、よりロングツーリングが楽しめる仕様としました。

エンジンメンテナンス

タイガー800はツアラーとしてメーカーから多数のオプションパーツが揃っていますが、パニアケースは、100cmを超えるような車幅になる純正品には違和感があり、タイガー800、エクスプローラーなどには、純正品と容量は同等で車幅が90cm以下に収まるコンパクトなパニアケースを選択して前回同様にツーリングを楽しんできました。

其々のテーマは何・・?

社長は、ホンダ NC700Xをロングツーリングでも楽しめる仕様に仕上げるつもりなのか?色々と試し始めている様子でした。バイクショップ可児の小藤さんは、旧トリプルRでツーリングを楽しまれているので、ツアラー仕様に仕立てたトリプルRに試乗したいとのことで参加されました。私は、タイガー800とトリプルRの共通点や違いを体感してみたいと思い、3台ともロングツーリングを前提として荷物満載で其々に比較等を兼ねてツーリングに行ってきました。

それぞれのテーマ

タイガー800とトリプルRの共通点は?

荷物満載のタイガー800に跨った時、コンパクトなトリプルRよりは後ろに荷物を積んでいるな!と感じますが、トップケースに荷物を積載している時のような不安定さは無く、安定しています。

スタンダードのスクリーンは高速道ではもう少しハイスクリーンがいいのかな?と思っていましたが、ナビゲーションを取り付ける為に装着した社外品のマウントステーはスクリーンが可変式になり、スクリーンを立てた状態ではハイスクリーンに交換することもないと思える程のフェアリング効果を体感できました。

シートは、オプションのローシートに変更して更にロー側に設定変更してあるので、身長170cmの私でも脚着きは余裕で、ハンドルライザーにより20mmアップしたポジションは非常に楽なポジションとなっていました。ローシートにすると膝の角度がきつくなり長時間ライディングしていると辛くなるのですが、今回250Km程度ではそのような問題は全くありませんでした。

共通点

荷物満載の状態で中低速でも扱いやすく、九十九折れの上りのタイトコーナーでも2速アイドリング付近でも安定しているところなどは、NWJC独自のノウハウによりベストコンディションに整えたトライアンフ・トリプルエンジンならではのトルク感は、ストリートトリプルRにも共通するところで、扱いやすくて気持ちに余裕がもてるくらいです。

トリプルエンジン

中高速コーナーでも、先行するNC700を駆る社長のペースが上がる中、気持ちよく加速をし、フロントサスが少し硬い感じだったので、油面等少し手を加えた効果も顕著に表れて路面のギャップもしなやかに吸収してハイペースにも関わらず、安定したライディングを楽しめました。

楽しみ方は十人十色

スポーツライクに楽しめるトリプルRのツアラー仕様は、中低速、中高速コーナーではワクワクしながらのライディングとなりますが、トリプルRからタイガー800に乗り変えてみて、メーターを見ると車速が一気にハネ上がるような走りでもデュアルパーパスのタイガー800は、気持ちに余裕を持てる程、まろやかに感じます。

車重は軽量コンパクトなトリプルRに比べて当然重さを感じますが、トリプルR同様にコンパクトなパニアケースケースに荷物を振り分けて積載している為、低重心により取り回しなど苦になりませんでした。楽しみ方は十人十色ですが、どちらもツアラーとして走る続ける事を楽しめる車輌に仕上がったと思います。

ツアラー仕様のトリプルRを試乗していた小藤さんは、同じトリプルRで新旧の違いはあるが、何かが違う?とトリプルRを絶賛していました。亦、早急に同じ仕様に仕上げたいので協力を宜しく!とのことでした。

社長はNC700Xを・・・

NC700Xを駆る社長は、今回のツーリングに参加する前より何かと準備を始めていたようで、暫くの間NC700Xの煮詰めを楽しむのでは・・・?

トライアンフ タイガー1050やドカのムルティーストラーダと同じカテゴリーの車両で、CB400SBよりも安価でパニアケースを装着しても同じような価格のNC700Xは、トライアンフ スクランブラーにも似た270度クランクからの鼓動感を持ち、日本の道を「速さより心地良さで走り続けることが楽しめる」廉価版ツアラーが出来るのでは・・?と考え・・・・煮詰めをしたい様子でした。

NC700X

当店で販売する車両で、愛着や拘りのあるバイクは、エンジンコンディションを第一としてトータルコンディションを整える為に、乗り続け、使い込む中からネガティブな問題点を解決しながら、蓄積したノウハウをNWJCから販売するバイクに活かす事が大切だといつも言われています。

社長はモダンクラシックのボンネビルが発売されると同時に乗り始めて、スクランブラーも発売と同時に乗り始めて、普段のチョイ乗りからロングツーリングまで色々と楽しみ、10年以上乗り続ける事により両車共に「道を選ばず、走り続ける事を楽しめるツアラー」として完成の域にあります。

やはり、愛着や拘りとライダーの目線で乗り続ける事で、色々と見えてくるモノがあると実感する一日でもありました。

これからの季節を安全に

これからの季節は外気温度も低く、車体各部に充分な暖機が必要な季節です。暖機運転が終わるまでエンジン・ミッション・サスペンションは渋く、タイヤは滑りやすくなります。ゆっくり走りながら徐々に暖機が終われば、しなやかに軽快なライディングを楽しむ事ができます。皆さんも心地よいライディングの為に車両全体の暖機運転を是非実施してください。

寒くなりましたが、オールシーズンを楽しむライダーにとっては、厳しい季節でもありますが、いい季節でもあるように思います。防寒対策を万全にしてバイクライフを共に楽しみましょう。

2012-12-01

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