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メンバーコラム

スタッフのバイクライフ

2014-08-01

No.21 カブ110NWJCコンプリート新旧2台で若狭へプチツーリング

月曜日に、カブ110に乗ってツーリングに行きたいと思い、東北ツーリングから帰って来たばかりの社長に一緒に行きませんか、と誘ったら「いいねえ~行くか」と二つ返事で、若狭方面へツーリングに行く事になった。

琵琶湖02

9時過ぎから、社長が現行モデルで、私が旧型のカブ110NWJCコンプリートに乗って、ブラブラと若狭へ向けて走り始めました。

クワバラ クワバラ

9月にまた、北海道へツーリングに出掛ける予定をしている社長は、現行モデルのコンディションが気になっていたようで、北店で試乗車として使われていたカブを南店に引き上げて欲しいとのこと。早速南店へ車両を持ち込んだが、手入れが悪く、カブと云えどもビッグバイクと同等の扱いをしろ!!と、不機嫌。

カブを磨き始めて、その後試運転に出掛けて帰ってくると、これ、動かしてないネ!飾り物か!!ま、乗らない奴には解らないか?と、またまた超不機嫌。カブと云えども妥協はしない。

カブのコンプリートに関しては、全て南店で企画して、旧型のプロトタイプを使って、いつものメンバーと真冬の雪道をツーリングに出掛けたりして、日本の四季を速さより心地良さで走り続ける楽しさをテーマに作り上げてきたコダワリがあるので、お座なりになると尚更のこと・・・クワバラ クワバラ。

雪道

社長は「試乗車はベストコンディションでなくてはいけない。工場出荷からナンバーを付けただけの車両は試乗車とは云えない。」とよく言いますが、それは、心地良い走りを求めているライダーからみれば当然のことだと思います。

現行モデルを再メンテ

通勤で往復100Kmある私は、現行のカブに乗って帰り、エンジンを回すことにしました。しかし、乗っていなかったカブのエンジンは重く、旧型の様に滑らかには回らない。足回りも動きが渋い気がする。旧型ばかり乗っていたので、現行モデルの感じが今一つよく分らない。

取り敢えずフォークオイルを入れ替えることにした。4,000Km弱しか走っていないのに、オイルはかなり汚れていた。

ベースが業務用の車両だからフォークシールなどにも耐久性をもたせるためか、渋い感じがしたので、ダストシールを外して、フォークシールとインナーチューブにPLO220をスプレーして、動かして見ると引っかかる感じも無くなり、よく動くようになった。試乗してみると、乗り心地が変り、硬さが取れて安定感もUP、これが本来の動きであると、実感。

琵琶湖03

硬さや渋さがあると思われる方は、とりあえず、フォークブーツを上に押し上げて、ダストシールを浮かせて、潤滑スプレーを吹き付けて比べてみてください。きっと乗り心地に変化を感じると思います。勿論フォークオイルも定期的に交換することが肝心です。心地よい走りのためにお勧めです。

チェーンの違いを体感

店を出発して間もなく、旧型カブ110NWJCコプリートの乗り心地に違和感を覚えました。車速が増すにつれ気持ち良く走れるはずが、気持ちよくないのです。何故こんなに感じが変わってしまったのだろう??

原因はチェーンにありました。新旧同じ仕様なのですが、チェーンだけは、社長が山口県へ旧型に乗って行く前に強化チェーンに交換していたのです。その旧型に装着してあった強化チェーンを、現行モデルに入れ替えた事を忘れていました。

一つのパーツを交換しても、その違いを顕著に体感できるのは小排気量のカブならではだと思いました。

チェーンケース01 チェーンケース

途中、トンネルを抜けたら信号待ちをしているカブが居ました。高価なリヤサスに交換してあるのが目に入ったのですが、思わずチェーンはいいのかな~?と笑みが浮かびました。

ベストコンディションに復活

それでも新型との距離はみるみる縮まり、現行モデルがいかにお座なりにされていたか、一緒に走ることで実感できましたし、不機嫌になることも納得。

琵琶湖01

湖北まで旧型のほうが、軽快に走っていたのですが、柳ケ瀬トンネルを抜けたあたりから、次第に現行のカブ110コンプリートが離れていくようになり、信号待ちで社長が「コレの調子が出てきたよ!!中国製だけどHONDA製だよ」と、嬉しそうに一言。

MD90風のフロント周りと、カブらしいリアビューを持つ旧型もファンが多く、世間では中国製になったから・・・と、気にする方も多いようですが、新型は旧型より進化していて、エンジンは、低速から力強く、サスペンションも旧型とは比べ物にならないほど強化され、積載時の走りには大きな違いがある。シフトチェンジした時のカチ・カチと入るシフトタッチも気持ちいい。

新型サス

チェーンケースも走行距離が延びると歪むプラスチック製から昔ながらのスチールに変更されている。フロントフォークの干渉を受けないレッグシールドは、ハンドルより前に在り、膝周りのゆとりが違う。テールランプも大型になり、後方からの視認性もUPして、ツアラーとしては、新型の方が何かとよさそう。

レッグシールド レッグシールド01

もう北海道ツーリングの準備かな?

社長の乗るカブは、新旧では取り付けアタッチメントが違うだけで、着脱が容易な76ℓのアルミ製トップケースを取り付けて、中にはキャンプ道具を積み込み、後ろには、2ℓの予備タンクと水タンクを取り付けている。

ツアラー

後ろから見ると、旅仕様そのものの雰囲気が漂っていて、どこから見ても新聞配達用のカブには見えない。

このまま、敦賀からフェリーに乗るのでは・・・と、思う程、フル装備の状態で走らせている。何故だろうと思い、聞いてみると、何か企んでいる時の例の如く「ナイショ!」と答えが返ってきた。

カブ110NWJCコンプリートならではの面白さ

敦賀に入り、昼食は魚かな??と思っていたら、敦賀を通り過ぎて走って行く・・・・どこへ行くのだろ??

昼食は、スパゲティーとピザ・・・なんで??今日は、スパゲティーを食べたかったと一言。せっかく敦賀まで来たのに・・・・!!

若狭の海

昼食を済ませて、また走り始める。どこへ行くのだろ?信号で止まった時、今度は「梅干しを食べるか?」と聞かれる。梅干しは大好きなので、大好きと即答。「じゃあ、梅干しを買いに行こうか?」と走り始める。

木之元

梅干しを買い求めて、そこからUターンして岐阜を目指して走り始める。木之元では,和菓子屋に立ち寄るが臨時休業。気軽なブラブラとしたツーリングでしたが、カブ110NWJCコンプリートならではのセッティングとコンディションにより、気負うことも無く、楽しみ方に拡がりのあるカブの魅力を実感!

走行距離は300Kmも走っていましたが、全くそんな感じも無く、カブでのロングツーリングも楽しいだろうと思いましたし、大型バイクで出掛けるのとはとは一味違う、面白い一日を過ごすことが出来ました。

2014-08-01

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