このページはアーカイブです。最新記事は →North Wing JC新サイト でご覧ください [閉じる]

メンバーコラム

スタッフのバイクライフ

2011-02-01

Enjoy Just Size 帯に短かし、襷に長し

CB400SB VTEC Revo メンテナンス&ツーリングレポート

学生時代(20歳の時)に中型免許を取得してCBX400F、GPZ400Fに乗りました。社会人になってから限定解除をして最初に乗ったのはHD XLH1200スポーツスターその後はホンダST1100パンヨーロピアン、BMWR1100RS、CB1300SF、CB1300SBを乗りまして最近CB1100 タイプ1に乗り換えました。

最近ツーリングで乗っているのはCB400SB VTEC Revo(試乗車)です。400ccのバイクでツーリングに行くのは18年ほどしていませんでした。大型(リッターバイク)に乗っていると、400ccのバイクはちょっと今更・・・にしていることもありました。

併し、今回試乗車は社長が何時に無く力を入れて、エンジンをはじめ各部のメンテナンスについて詳細に、指示されました。出来上がると、何回も試乗に行くと言われて(ツーリングに出かける口実のようナ・・・)200km程走ってくると、メンテナンスに関してアレはやったか?コレはやったか?どうだった?と何時に無く詳細に確認をされる。何故だろう・・・?CB400SBの黒い車体も自ら磨き上げ、熱の入れ方が尋常ではない何故だろう・・・?


車両のメンテナンスがほぼ終わってから少し経ったころ、南店の明さんに誘われて信州(松本方面)へ日帰りツーリングに行ってきました。社長から「CB400SBで行け」と言われていましたので、当日の朝中央道のサービスエリアで待ち合わせをして明さんから今日は松本方面までと言われた時には、えっ松本?400では相当つらいツーリングで途中から戻ることになるかも と思いました。

明さんはBMWのミドルクラスで最新型 F800R 排気量でも2倍、スピードも疲れ方も全然違って最初は「そんなっ!」これはハッキリ言って「イジメ!」と思いましたが、いざ出発して走り始めると自分の思い込みだということに気づきました。

高速に乗って走り始めるとスピードが80、100km・・・と上がっていくのですがCB400SBのエンジンは気持ちいいくらいよく回り、追い越しも登坂路もスイスイ行きます。エンジンの振動や車体の不安定感も全く無くて驚きました。こんなによく走るとは思ってもいませんでした。

フェアリング効果も以前に乗っていたCB1300SBと比べても全く変わりません。6速10,000rpmでも楽でした。出発当初の不安は消えて気持ちよく松本ICまで走れました。CB1300の高速道路を走っている安定感はすばらしいと思いましたがバイク任せ、スピードがどんどん出て行ってしまう様な感じではなくCB400SBは自分が操作をして走らせているという実感が有って、高速度巡航も出来、疲労感も不思議と無くて楽しいです。



帰り道は安房峠や木曽福島のワインディングを走りながら岐阜に戻ることになりましたが、苦手なタイトコーナーや細い山道が多いのでまた不安になりましたが、いざ走り始めるとカーブが来ても面白くて気持ちがいいです。小さいカーブでもアクセルを開けながら走れる気持ちよさ、車体がコンパクトな事もあり、走っていてもCB1300の時のようなバイクだけどんどん進んでいってしまうという感じが全く無く、カーブが楽しくてコーナーを抜ける時の爽快感というか快感は最高です。

CB1300の時と同じスピードでも、『バイクを操作している』、『乗っている』という実感が1300のときよりあって本当に気持ちが良かったです。これが社長達の言う「快感速度」とか「操る歓び」という事かと実感しました。

550キロ程の日帰りツーリングでしたが、帰ってきたときの満足感、充実感は今までにないモノが沢山有りました。

エンジン調整のあと、社長の好み?で足回りの調整と一緒にタイヤも標準装着のBS-BT50からMETZELER(メッツラー)Z6インタラクトに交換をしてありました。タイヤでこんなに変わるということが改めて実感出来ました。高速道路ではしっかりとした接地感がありワインディングではコーナ-の曲がり始めから曲がっている時も安心感があり、常に路面と広い面積で接地しているという感じのタイヤで、スポーツライデイングからツーリングには最高のタイヤとカタログにも表示してありますが、その通りだと思いました。

CB1300SF、SBの時はBT021、BT023を履きましたがZ6を履いておけばもっと楽しめたのでは?と思いました。

CB1300の高速道路などのハイスピードでの安定性はすばらしいのですが、山道や細い道路など下りの小さいカーブが連続するような場所では楽しい時もあるのですがおっかなびっくりでなかなか乗れない事が沢山ありました。が、CB400SBに乗ってツーリングに行ってみると操作している楽しさやカーブを抜ける爽快感とアクセルを開けられる満足感があり最高でした。

大型バイクに乗ってはいるけど同じような思いをされている方もお見えになるのでは・・・・と思います。

バイクに乗り始めたときに思い描いていた爽快にかっこよくカーブを抜けて走っている姿が実感出来るジャストサイズのバイクだと思いました。

エンジン調整などはVTEC機構やインジェクションなどの複雑な面もあり、バルブクリアランス調整などは複雑で専門知識や経験が必要な最新型のエンジンで調整単位は0.01、0.02mmといった数値ですから、やるとやらないとでは全く違います。400SBに限らず新旧問わず全部のバイクで同じだと思います。

エンジン調整に関してはメンテナンスデーターを公開しています。其々の車輌のコンデションをお客様に正確に伝えることは大切な事です。こんなもんです!では無責任すぎると思います。

売り込の為の提案より、ライダー目線とメカニック目線からの楽しむための提案がNWJCスタイルです。燃費も行きの高速ばかりの走りで20km/Lで帰りの下道ばかりでは22km/Lでとても良かったです。

VTECⅢとRevoでは大きな違いがあります。キャブとFI、バルブの切り替わりの回転数とアクセル開度での切り替わりが出来るようになって更にEPLのオイルと添加剤PL500の効果も大きく、エンジンがスムーズになってアクセルを大きく開けたときの反応やスピードの出方はとても良くなっていると思いますし、400ccは非力という先入観はもう過去の事です。

この心地よさを、試乗車も用意していますので皆さんも是非体感してみて下さい。

HONDAの基本性能の優秀さとそれらを引き出すメンテナンスと、バイクをより楽しむためには自分に合ったサイズや排気量が重要な事と、自らの体験をお伝えいたします。

NWJC 細川博昭

2011-02-01

スタッフのバイクライフ その他の記事一覧

もっと見る

お問い合わせ

バイク屋の備忘録

バイク屋としての目線と、ツーリングライダーの目線を融合した観点から、思うこと感じることを綴っています。

エンジョイバイク

ノースウイングJCをBike Lifeの基地として、Bikeを楽しんでいる仲間たちで作成しています。

メンバーコラム

ノースウイングJCのスタッフと仲間が、バイクについて語ります。

メンテナンス

ノースウイングJC実践の「真のメンテナンス」情報をお届けします。

オリジナルパーツ

快適なバイクライフのためにノースウイングJCが開発した、オリジナルパーツとオリジナルアイテムです。

店舗案内

ノースウイングJC南店

  • 営業時間:9:00~20:00
  • 定休日:月曜日、第二日曜日
  • 岐阜市宇佐東町13-16
  • 058-272-8963
  • お問い合わせ

ノースウイングJC北店

  • 営業時間:9:00~20:00
  • 定休日:月曜日、第二日曜日
  • 岐阜市上土居1-6-1
  • 058-294-4421
  • お問い合わせ