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古代への道

パンフレットなどで得た情報をもとに、歴史ある旧跡、遺跡などを見歩いて、風景やモノを眺めるだけで情報処理が終わるような見聞よりも、ほんの少しでも私達の住んでいる日本の歴史や伝統の重みを肌で感じて触れることが、人生を豊かに過す大切な糧であると私たちは考えています。

歴史小説や参考文献を読書したあとにその道を辿れば、歴史が煌く風景に触れることができるような気がします。フッとアクセルを緩めたくなるような風景に、バイクならではの季節感、感性や想像力を養いたいと思います。

余談ですが、全国の一宮めぐりをしているツアーの団体をよく見かけます。

神社の手水舎では、手の洗い方や口のすすぎ方などを解説しているにもかかわらず、その形に従っている人は非常に少なく思えます。手水舎で日本古来の作法に従うことは、古代との会話でもあり有意義なことではないでしょうか。

ぜひ、肌で感じる事の出来る古代を、緩やかに上質な時を、バイクで共に楽しみましょう。

『古代への道』を愉しむには、読書が欠かせません。本を読んでツーリングにでかけると、目に映る風景などは想像力を膨らませます。地理と歴史を深く感じながら、其々のテーマをツーリングでさらに深く味わうことができるようになります。

私たちのメンバーがツーリングに活用するのが、ガーミンのGPSです。

メンバーが持ち寄った歴史資料と地図から拾い出したポイントを、PCの地図ソフトに登録し、それを基にデータを共有しツーリングに利用します。

さらに走行データや軌跡を保存することで個々のツーリング記録も共有でき、一緒に出かけられなくても、ともに楽しむことができるのです。

ツーリング後、ともに愉しむメンバーで語り合うと、さらなる愉しみが生まれてきます。同じルートを走っても、使う車輌も違えば愉しみ方も十人十色。同じテーマで語り合うと、新しく発見することや共感することも多く、視野が広がります。

それはとても贅沢な時間の使い方。人生を豊かにしてくれます。

バイク屋としての目線と、ツーリングライダーの目線を融合した観点から、思うこと感じることを綴っています。