メンバーコラム
スタッフのバイクライフ
2013-07-13
NO.13 タイガー800とエクスプローラーでキャンプツーリング
今年の梅雨は空梅雨の様で、週末には晴れてツーリングを楽しむ事が出来るので日曜日と月曜日を使ってタイガー800とエクスプローラーでキャンプツーリングに出掛けてきました。
実はタイガー800でのロングツーリング+キャンプは初めての事で、タイガー800が日本の道を心地よく楽しめるツアラーとして魅力の有ることを色々と実感することが出来ました。
土曜日の夜、8時半過ぎから広島県尾道市まで高速を使って一気に距離を稼ぎ出して、翌日は しまなみ海道を通って大三島を訪ねた後、岡山県と鳥取県の境辺りでキャンプをして中国山地に沿って県道を中心に一般道を走り続ける変化に富んだ面白いルートでした。
タイガー800は悪天候にも左右されない
空梅雨のはずが、南店を出発する時は小雨が降っていてレインウエアーを装着しての出発となりました。以前ストリートトリプルRで山口から岐阜まで往復で1,000km以上のツーリングの時も高速道は全線雨で純正のスクリーリンを装着していても視界が悪く、ペースが上がらずストレスが溜まったことが思い出されて、夜間の走行となると尚の事、憂鬱でした。
併し、ストリートファイターであるストリートトリプルRと、ツアラーであるタイガー800の違いを強く実感できるシチュエーションとなり、タイガーの純正スタンダードのスクリーンに社外品のステーを取り付けて可変式に変更してあるため、意外にも防風効果が高く、アップライトなポジションと相俟って、雨の中を淡々と走る夜間の長距離でもストレス無く、タンデムでエクスプローを駆る社長のペースがドンドンと上がっても快適にライディングができました。
尾道のビジネスホテルを出発した時は快晴で昨日の天気がウソのようでした。大三島で大山祇神社に参拝した後に村上水軍の史跡等を色々訪ね歩いて、大三島附近で長居をし過ぎた為時間の都合もありPM4:00位に大三島を出発して高速道で、一気にキャンプ場を目指しました。
社長はこの大三島方面へはよく足を運んでいる様で、古事記に関するところも色々と訪ね歩いて日本古来の桃について訪ね歩いているようですが、いつも通り神話についてはあまり多くを語ることはありません。
ストリートトリプルRのシャープに吹き上がるエンジン特性に比べてトルクで走る感じのタイガー800のエンジン特性にはゆとりを感じます。単調な高速主体での移動でもアップライトなポジションは、視界も良くエンジン特性同様に旅を楽しむバイクとしてのゆとりを感じました。
前回の南信州売木村にあるうるき星の森オートキャンプ場へのキャンプツーリングでは荷物満載のため高速道、一般道では、少し乗りづらかったところもあったので、前回のカブと走るツーリングとは大違いで、エクスプローラーを駆る社長とのキャンプツーリングとなると、タンデムであっても荷物満載であっても走るところは走りを楽しむのは明白。荷物満載でも気持ち良く走れるようリアサスの調整等を施して準備万端で今回に備えました。
ツアラーは高速性能より積載力と安定感が重要
エクスプローラー、タイガー800共に純正以外のパニアケースを使用しています。タイガー800には31L+31Lを使用しているのですが、純正のパニアケースと容量は変わりませんが、蓋が上開きの為、荷物の収納が簡単で使い勝手が良いのが魅力です。
幅が95cmと純正より5cm狭いのも魅力です。たかが5cmかと思われますがライディングしていると安心感に違いがあり、リアーシートにタップリと荷物を積み込んでも安定感に余裕があり、エクスプローラー同様にタンデムでも楽しめると思いました。
社長の駆るエクスプローラーは38L×2の76Lで更に容量もありますが、純正よりもかなり車幅が狭く、しかもタンデムの場合、パニアケースの蓋の上にも荷物を積み込み、NWJCオリジナルのバックレスト付リアーキャリアに充分な容量を持った防水バックを積み込んで、タンデムで荒れた所九十九折れの峠道でもサスは大きくストロークしていても安定感があり、悠々と走る後ろ姿は迫力があり、エクスプローラーが道を選ぶことのないツアラーであることを実感しました。
パセンジャーはNWJCオリジナルのバックレストに身を任せて、風景等を写真に撮ったり、パセンジャーはパセンジャーでツーリングを楽しんでいる様でした。
キャンプを楽しむ為の装備色々
キャンプ場は小高い所にあり景色もよく長閑な所で、社長はキャンプツーリングの時には必ず小型のタープを持参しているのでタープを設営して各々のテントを設営しました。
今回のキャンプツーリングには折りたたみ式のテーブルも持参したのですが、乗り入れが出来るキャンプ場だったのでパニアケース二つの真ん中をアルミプレートで繋ぐツアラーテックのパニアをテーブルに使用しました。
持参した折りたたみのテーブルより面積が広く、程良い高さは使い勝手も良く、なおかつ収納するのに場所をとることもなく中々便利な小物です。余談ですが、スクランブラーでキャンプツーリングを楽しむ社長は、ダールのパニアケースにツラーテックのアルミテーブル板にツラーテックの脚を着けて使っています。
ストリートトリプルRの場合はあのシャープな走りを楽しむ事が最優先でキャンプは二の次と考えていましたが、タイガー800でのロングツーリングであればキャンプも同じように楽しみたいと思い、社長やいつものツーリングメンバーのキャンプ道具を参考に新しいものも揃えてみたいと思いました。
夜には少し小雨も降りましたが、キャンプ特有の長閑な時間を楽しむ事が出来ました。
トリプルR VS タイガー800
トリプルR同様にタイガー800は、私の体格でもキャンプ場など足場の悪い土の上でもハンドルの切れ角もあり、なんら問題無く取り回しが容易に出来る車格は安心感があります。
次の日も社長が先行して、交通量の少ない県道、国道を走り続けてツーリングを楽しむことができました。トリプルRは、一般道で車の流れがあまりにも遅いとタイガー800に比べて前傾ポジションであることも関係あると思うのですが、ストレスが溜まることもありました。
併し、トリプルRのシャープなコーナーリングと立ち上がりから高回転までシャープにパワフルに吹き上がるエンジンフィーリングとそれに合わせた吸気音は大好きです。
ストリートトリプル675をロングストローク化したタイガー800のエンジンは、ストリートトリプルのようなシャープさとパワフルさよりトルク感とマイルドさが有り、同じトリプルエンジンでも性格が違います。
全域で下からのトルクが太く、粘りがあり一度6速に入れると止まるまでチェンジすることが無いほど扱いやすいエンジン特性と、アップライトなポジションはストレスも無くロングツーリングには最適だと思いました。
トータルバランスを高めるNWJC独自のメンテナスを施したタイガー800だからこそワイディングでもUターンが連続するような九十九折れのコーナーでも構える事無く、ライディングのリズムはペースに関係なく気負うことなく長閑な山間の景色を楽しむことが出来ました。
タイガー800の車体サイズやエンジン特性、ポジション、積載力など全てにおいて、走り続ける楽しさとキャンプ等を楽しみながらのロングツーリングであれば尚の事、旅の相棒としては最適であると実感できました。
今回のツーリングは時間と距離を稼ぎ出すために高速ではかなりエンジンを回しましたが、燃費は20km/L位で、350kmを超えてもまだ余裕があり航続距離もツアラーだと思いました。
タイガー800に関しては、日帰りツーリングで時々乗る程度で、今回のような使い方は初めてでしたが、ストリートトリプルRとは異なるタイガー800の魅力をバイク屋としてライダーとしてロングツーリングで実感することが出来たのは大きな収穫でした。
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