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メンバーコラム

スタッフのバイクライフ

2011-12-20

Gold Wingを楽しむ その2

GL1500浜名湖ツーリングレポート

GL1500SEで行く浜名湖

今回のツーリングの相棒は、1997年式のGL1500SEです。1年近く殆ど動かしていなかったので各部のチェックも兼ねてツーリングで使いながらコンディションを整えて、GoldWing の車格やカタログ数値の400Kgと体感重量の400Kgの違いや、水平対向6気筒の低重心でGLがいかに乗り易いバイクであるかを体験してもらえればと思っています。

北店出発

久しぶりに社長と明さん、バイクショップ可児の小藤社長と僕の4人で浜名湖方面へスタッフ定例の月曜ツーリングに行ってきました。手軽な距離として定番の能登へ、雪が降る前に行ってみようということでしたが、金曜日辺りに冬が突然やってきてまさかの雪マークでがっかり。気を取り直して浜名湖方面を回るルートに変更となりました。

社長は今回CBR250RではなくCB1300STに乗っていくということで、朝10時に北店を出発して関ICから明さん・小藤さんとの合流ポイントである東海環状の五斗薪PAに向かいました。明さんと小藤さんは新旧のストリートトリプルを更にツーリング仕様にする為の比較試乗をしながら、東名高速三ケ日ICを目指して4台で出発しました。

合流

先入観とは違う走り

GL1500で走り始めて直ぐ意外なほど乗りやすいのを改めて感じました。走り始めると意外なほど車体は軽い感じで、カタログ数値の車両重量400Kgという感じはあまりなく、カタログ数値というのはあくまで目安でしかないといつも言われている事が良く分かるバイクだと思います。

出発前に実施したエンジンコンディショナーや加速ポンプの清掃とキャブレター調整の重要性はまだ実感としては判りませんが、バラついていたエンジンは安定したアイドリングで静かな排気音も太く変わってきましたし、発進がとてもスムーズでクラッチを離すだけでバイクがスルスルと動き出すのは良く分かりました。

GLの様な重量車は特にアクセル開け始めの低速時にエンジンの反応が良くないと発進時などで非常に乗り難く最悪の場合は立ちごけを招くことにもなりかねないから良くみておくようにと指示があり、しばらく動かしていない状態の車両でしたので特に念入りにチェックをして手を入れました。

調子がいいGL1500は水平対向6気筒の低重心と1500ccの排気量はトルクも有り、とてもバランスが良いバイクなのだということは以前より社長から聞いていて足回りやブレーキ等も更に見直しをして仕上げていく楽しみも出来たのがうれしいです。

走り始めて直ぐにリヤサスのプリロード調整について信号待ちをしているときに1,2,3とサスペンションのエアー調整をしながら乗ってみるといいと言われ、合流ポイントに着くまでに試してみました。プリロードを掛けるとどんどん車体が安定して、ふわふわとした乗り心地が良いと思っていたのが間違いだと分かりました。

水平対向6気筒 1500ccの動力性能はさすがに強烈で旧さを感じさせません。楽なポジションと大型スクリーン越しに眺める風景や道路等は、GL独特の感じがあって景色の流れ方がゆっくりでスピード感が無いのも驚きでした。シートもふかふかしていてバイク全体がライダーを包み込む様な感じがして乗っていて安心感があります。

三ヶ日ICで下りて浜名湖周辺の眺めが、良い湖岸道路を4台で流しながら途中でランチを採り、新型のレーダーナビをテスト中の明さんが先頭で地店登録とルートナビ検索をして皆で、熱田神社を目指して出発しました。

余談ですがガーミンの60CSxでは熱田神社の住所検索やTELは表示しなかったのですが、アトラスのレーダーナビだと瞬時に表示してその他スタンドやSA、道の駅なども入っていて、更に強力なレーダー内蔵というのは、バイクツーリングには必需品だと思います。

浜名湖湖畔

古代への道

社長が一人楽しんでいる「古代への道」は寒くなり、バイクで行ける暖かい近場を巡るようで、今は「倭建命」編のようです。

熱田神社に到着してみんなで参拝をしました。熱田神社は古事記にあるヤマトタケルが奉られている神社で、今回も社長に少し教えてもらいましたが、やはり普段から本等を読んで勉強していないと難しい内容で、ただ神様の名前を知ってるとか、年号は何年という事だけでは楽しめない事も少し分かった気がしました。

社長は「古代への道」については皆と行く事はあまり好んでいないような気がしますが・・・。前回の継体天皇と薄墨桜に関するツーリングの時と同様にあまり話したがらないし、観光めぐりじゃないからネ!と言われました。でも聞く話はとても面白く、僕が通った小学校の隣にあった「八釼神社」は倭建命が東征からの帰りに、尾張を出て伊吹山へ向かう途中に立ち寄ったという言い伝えがある所だと聞いてビックリで、興味をそそられる意外なことが多く、次回もまたついて行こうと思ってます。

熱田神社

それと熱田神社の直ぐ近くには、トヨタの創設者の豊田佐吉記念館もあり、熱田神社に奉納された狛犬にも豊田佐吉という名前が刻まれていて敬神の念が深い方だったのだと思いました。

狛犬

熱田にて

そろそろ日が落ち始めてきたので暗くなる前に戻ろうと言う事で、再び高速に乗り途中新城PAで休憩をとりました。

そこでみんなで色々話をしていたら、社長から「GLはどうですか?乗り心地はいいけど曲がり難くない?」「このGLは思った以上にひらひら感はあるけどコーナーリング中はバンクさせても曲がってこない感じでバイクが押し出されて行くような感じじゃない?」と言われて、言われる通りですが、原因は劣化したタイヤだと思っていました。

タイヤもそうですが、フロントフォークが一番の原因で、特に外観からは気にもならないフォークスプリングの経年劣化が一番影響しているとのことでした。車両が持ち込まれた時すでに判っていたそうですが、経年劣化がもたらす影響を知ることもちょうどいい経験だから、帰り道までは言われなかったそうです。

乗りにくい状態になっている事はタイヤで対策出来ると思っていましたが、新たな経験が出来てよかったですし、更に見直しをして、GoldWingをライダーの目線で変化を体感しながら仕上げていく楽しみも出来たのがうれしいです。

解散前

細川ヒロアキ

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