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メンバーコラム

スタッフのバイクライフ

2011-12-23

No.03 ストリートトリプルR & ストリートトリプルR

久しぶりに社長と細川君、バイクショップ可児の社長小藤さんと私の4人で、手頃な距離で定番の能登へ、雪が降って来春まで楽しめなくなる前に行く予定でしたが、金曜日ころより雲行きが怪しくなったので、浜名湖方面に変更してClub Mondayのツーリングに出掛けました。

目的は違っても目的地は同じ

細川君は、引き取ってきたGL1500の各部をチェックしてベストコンディションに整える為に、社長のアドバイスを得ながら今後のメンテナンスに必要なことをライダーとメカニックの観点から探り出すことが目的の様です。

小藤さんと私は、コンディションが整い始めた個々のストリートトリプルRの情報交換と乗り比べと寒くなってきましたので防寒対策としてのグリップヒーターと、レーダー搭載ナビゲーション、タンクバッグの使い勝手などをチェックすることを目的としています。

社長は毎度のことですが、トライアンフやHONDAの色々なバイクを楽しみ「古代への道」ということで色々な処を訪ね歩いています。今回はCB1300STに乗り、冬の間はバイクで行く事の出来る尾張、三河、駿河方面で「ヤマトタケルノミコト」を中心に訪ね歩くようですが、うかつにはついていけません。

古代への道

浜名湖ということでNWJCより東へ行くので東濃の小藤さんと私は自宅より、社長と細川君はNWJC北店より、東海環状「五斗蒔」PAで待ち合わせをしました。社長から「今から、北店を出発する」と連絡を受けていざ出発。五斗蒔PAで少し待っていると、小藤さんが到着。すぐにお互いの車両を見比べて情報交換で盛り上がっているとGL1500を先頭にCB1300STが到着です。

東海環状「五斗蒔」PAで待ち合わせ

GL1500はキャブレター関係をメンテナンスしてエンジンコンディションを整えて、経年劣化による交換パーツを確認するには、NWJC定番の「まずは走らせてみる事」を第一としているようです。GoldWingはHONDAのフラッグシップですから信頼性、耐久性は、内外どんなバイクと比べても最高で、北店へ入庫したときは汚れて古臭い感じでしたが、洗車と磨きで、とても十数年前の車両とは思えないほど綺麗になってGoldWing独特の存在感を放っていました。

小藤さんを先頭に三ヶ日ICで降りて景色の良い浜名湖湖畔を走り湖畔沿いで昼食をとり、熱田神社まで行きました。熱田神社に着いて、各々参拝しました。社長の話を聞くのですが・・普段から本を読んでいない私にはかなり難しくよく解りませんが、神話の時代が好きな人ならきっと楽しめるツーリングになるだろうなと思います。併し、聞く話は面白く、新鮮な気持ちになれます。

グリップヒーターはツーリング必須アイテム

ツーリングを気持ちよく楽しむ為に、トライアンフ純正では準備されていないグリップヒーターを装着しました。グリップヒーターを装着するとグリップ径が太くなり操作しづらくなるのであまり好まなかったのですが(輸入車の中には同じグリップ径のタイプもあります)、今回装着したタイプは、スタンダードのグリップと径も変わらず、スイッチと強弱はウインターグローブでも操作しやすく便利です。夏でも、山間部や雨が降った時には役立ちますのでツーリングの必須アイテムとしておすすめです。

レーダー搭載ナビ

頼りになるレーダー搭載ナビ

浜名湖、湖畔沿いで昼食中にレーダー搭載ナビゲーションで熱田神社を検索。ツーリングマップルにも載っていなかったのですが、簡単な住所検索で場所を確認することが出来ました。このレーダー搭載ナビは検索、リルートなど検索は瞬時にできますし、レーダー内臓ですから知らないところでの「ついうっかり・・・・」には安心できると思います。今回のツーリンングからスタンドやICなど、検索を繰り返して暫くの間使い勝手などをチェックしてみようと思っています。

僅かな違いが大きな差?

熱田神社で小藤さんの丸目ストリートトリプルRと乗り換えて湖畔沿いを走り三ヶ日から高速に乗りました。丸目トリプルRも試乗車で使っていたのですが、今回、新旧同時に走らせて比較するのは始めてで、外観の違いは見れば分るのですが、乗ってみると意外と違うものだなと思いました。

マフラーの仕上げは旧型の方が綺麗にバフ掛けされて細かいところは変更されていますが、排気音は丸目トリプルRのほうが僅かに大きいように感じます。
両車共にフライスクリーンを装着しているのですが、丸目トリプルRは胸より上の風圧が少なく、新型トリプルRでは胸から下で手に当たる風圧が少なく感じます。

両車共にツーリングでもう少し楽なハンドルポジションを求めて少しアップのライザーを装着していますが、小藤さんの丸目トリプルRは更に10mmアップのライザーを装着してありました。乗り比べると違いがはっきり判り、小藤さん仕様でもう10mmUPした方が楽で良いのではと思いました。ポジションは好みがあると思いますが、ライザーもツーリングをより楽しむ為のアイテムです。

新旧ストリートトリプルR

エンジンコンディションは全てに優先する

メーカー出荷状態の足回りでは、丸目はハードで角目はソフトだったので双方歩み寄るようなセッティングとなっていましたが、何故か新型の方が、しなやかと言うか初期作動の違いで乗り味が随分と違いました。小藤さんも何んでかナァ~・・・?と考えてみえました。

キッチリとエンジンメンテナンスを施してあれば、常用速度域から高回転まで滑らかに吹き上がり体感フィーリングも良くなりますし、トップギアを使っての低速域でもトルク不足を感じることはありません。新旧共にエンジンコンディションが整えてあればこそサスの違いなども敏感に感じることが出来ると思います。

もしメーカー出荷状態のままでエンジンコンディションに大きな違いがあればこのような違いにも気づくこともなく、単純に新旧の違いだからということで、比較することが無意味になっていたと思います。

多目的に楽しめる欲張りなストリートトリプルRを目指しています。

軽量でコンパクトなトリプルRはデイトナ675の街中スポーツバージョンに思われがちですが、NWJCではカテゴリーに囚われず自由な発想で、トリプルエンジンの扱いやすさとパワフルさを両立させて、ストリートトリプルRを市街地のチョイ乗りからロングツーリングやアグレッシブにワイディングも楽しむことの出来る、何かに特化するより自由度が高く懐の深いバイクに仕上げ、多目的に楽しめる欲張りなバイクを目指しています。

NWJCのスクランブラーやボンネビルT100は、一般公道で速さより心地よさを求めて、多目的に楽しめるバイクを目指し以前から比較ツーリングを繰り返し、その結果車格よりコンパクトに感じられるほど使いやすく、楽しめる車両に仕上がっています。同じ方法で、ストリートトリプルRを其々に異なる仕様で比較しながらツーリングすることは初の試みでした。

比較ツーリングで色々な事を実感できましたし、今後も継続することにより色々なデータから、蓄積されたノウハウをストリートトリプルのライダーに提供できることだと思うと、これからのツーリングが楽しみです。

高田 明

2011-12-23

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