メンバーコラム
バイクは健康療具
2014-02-07
カブ110 NWJCコンプリートを愉しむ
昨年の走行距離は約22,000Km
平成25年は、例年よりもバイクでツーリングに出かける機会が多かった。ゴールドウイング、スクランブラー、R100RS、カブ110 NWJCコンプリートで走った総距離は約22,000kmだった。とても幸せな1年だった。
その中でも、カブ110には約7,000km(全体の32%)乗っていた。と言うことは、カブ110に乗っている時間が一番長かったと言うことなのだ。
今年も年始からカブ110 NWJCコンプリートに乗って、白川・能登ツーリング、南宮大社へ初詣ツーリング、高賀山の雪道ツーリングなど、素敵なバイクライフが始まっている。今年も幸せな1年になりそうだ。
去年を振り返りつつ今年の計画を練っていると、私がバイクライフを幸せと感じるのは何故だろう?と思うようになった。そこで、素敵なバイクライフについて考えてみようと思う。
一番最近のツーリング、高賀山のツーリングの時に感じた気持ちについて、自分なりに分析してみよう。
早速、ツーリング前のことから思い出してみることにする。
カブ110 NWJCコンプリート(JA07型)をバージョンアップ
今回のツーリング前にNWJCへ遊びに行くと、高田さんのカブ110 NWJCコンプリート(JA07型)がバージョンアップしていた。高田さんは、今年の初乗りで能登方面へツーリングに行った後、新型であるJA10型は旧型のJA07型と比べると凄く良くなっているなあと仰っていた。逆を言えば、JA07型はJA10型に比べると問題点あるということで、その対策を施されている。
試乗させてもらうと…とても良い!しっかりした感じになって、旋回性能もアップしている。JA07型のカブ110 NWJCコンプリートに乗っている、私といつものメンバーのNakaさんは、すぐに同じ仕様に変更した。
私の場合、ツーリングに出かける前には、こういう感じでバイクの情報を受けている。このおかげで、ワクワクした感じ、期待感を持った状態でツーリングに臨むことが出来る。これは素敵なツーリングの隠し味というか出汁であろうと思う。
メンテナンスを施された良い状態のバイクは、不安の少ない良い条件の基で私のツーリングを支えてくれるから、私にとっては幸せを運んでくれる乗り物だ。
カブ110 NWJCコンプリートに乗り走り出すと、爽快感を感じる。通り過ぎる景色や、風を切る音、エンジン音、排気音など、視覚や聴覚からの刺激から、私の中では爽快だと感じるものを初めに感じ取る。
モディファイ後のカブ110NWJCコンプリートは、エンジンもチェーン周りも静かで力強く走る。マフラーはノーマルのまんまだけど、何故か良い感じの音がする。期待感+爽快感の化学反応で、脳の中では、βエンドルフィンがグイグイと働き出しているようだ。
さて、進化した私のカブ110 NWJCコンプリートはというと、ワインディングでのシャープさがアップしている。車体をグイッと傾けなくてもスイスイと走れてしまう。前回のツーリングの時よりも荷物を沢山積んでいるのに…。心地良い。
アッ、このコーナーはヤバイ…。あれれ…、行けちゃった!いつもならガリッとステップを擦ってしまうであろうコーナーも楽にクリアー出来てしまうではないか…。
カブ110 NWJCコンプリートとの会話?
爽快感を感じつつ、カブ110 NWJCコンプリートとの会話を楽しみ続けている。この楽しんでいる時間は、とても充実している。
この充実感と言うものについてさらに深く考えてみたいと思う。充実感と言う感覚は、カブ110 NWJCコンプリートに乗っている時間が、どれだけ中身の濃いものになっているか、ということに左右される。中身が濃いと言うことは、私とカブとの会話がどれだけ弾んでいるかと言うことだと思う。
そもそも、人間相手であっても、楽しく会話が出来ないと長時間一緒にいると辛くなることがある。長時間一緒にいて楽しく会話をするには、話題が豊富なこと、相手の話を聞くこと自分の話を聞いてもらうこと、会話をする場所(環境)が大切だ。
カブ110 NWJCコンプリートと私に当てはめてみよう。
話題については「今日の調子はどう?」「まだエンジンは冷えているよ」から始まり、「今の走り方はどう?」とか「今どんな動きをしたの?」などを織り交ぜて、「今回のメンテナンスはどんな感じ?」とか、「前を走っているNakaさんはあんな感じだよね、私たちはどんな感じかな?」とか、その場に応じた話しを続け、徐々に広げていく感じだと思う。
会話と言ってもカブは話すことが出来ないから、私自身が積極的にカブと非言語的なコミュニケーションを取ろうとするから成立するので、積極的にカブを操ろうとすることも大切だと思う。話題が無くて、バイクに跨って移動しているだけの状態になると、退屈でウトウトしてしまうこともある。バイクとの話題に関しては、バイクに乗ってきた経験がものを言うところであると思う。
そして話題について、双方がお互いの話を聞きそれに応える。私がカブの発した情報を上手く捕らえて、それに応じた操作を行う。カブは私の操作に反応し、心地良い走りを見せてくれる。
私の操作が上手くいかないと、ギアチェンジのタイミングを外して、上り坂で加速出来なくてブー・ウ・ウ・ウ…と失速してしまうし、エンジンの調子やスプロケットの歯数が影響するファイナルレシオが、きちんと調整されていないと、アクセルを開けてもキチンと加速しないからブー・ウ・ウ・ウ…と上り坂で失速してしまう。
操作に関しては、私自身のバイクに対する感性を磨くことが必要であり、それをスキルアップしているのがトレッキングごっこだ。良いコミュニケーションの基は聞き上手になることだから、この部分は重要だと思う。
また、カブ110が操作にきちんと反応してくれること、安定して走り続けられること、言い換えるとカブが道具として良い状態であることが必要で、それを可能にしているのが、ライダーの目線とメカニックの感性を融合したNWJC独自のメンテナンス センスとバイク屋としての拘りとだと思う。
会話をする場所も結構重要で、街中で信号に捕まり、ストップアンドゴーを繰り返していると、カブとの会話は弾まない。それに比べて、未舗装路や積雪した路面になると、会話の弾み方は半端ではない。会話と言うレベルを通り越して、徹底討論とでも言うような内容になり、時間もあっという間に過ぎて行く。
カブ110 NWJCコンプリートと充実した時間を過ごした。満足感、充実感、達成感、総てが折り重なって、より彩り鮮やかな幸福感となっている気がする。そう実感できるのは、カブとの会話が充実する条件が折り重なっているからなんだなあ。これが、素敵なバイクライフの秘訣なのかなあ。
そう思いながら、ツーリングの写真を眺めていると、ツーリング参加者は皆、素敵なバイクライフを送っています!というオーラを放っているようで、とても幸せそうだった。
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