メンバーコラム
バイクは健康療具
2013-06-14
スーパーカブ110 NWJCコンプリートで京都を散策
スーパーカブ110 NWJCコンプリート(旧型プロトタイプ)・GASGASパンペーラ・トライアンフ スクランブラー・BMW R100RS・HONDA ゴールドウイング1800と、カブからGL1800までとっておきのバイクに乗って、高田さんNakaさんKさん野村くん達をはじめ、いつものメンバーとツーリングを楽しんでいるが、今年は雪の降っている寒い頃から、スーパーカブ110NWJCコンプリートにはまっている。
カブ110NWJCコンプリートに荷物を満載してキャンプツーリングも楽しんでいるし、GASGASパンペーラを駆って積雪した道や林道も時々楽しんでいる。カブシリーズにはスタッドレスタイヤが各タイヤ会社から発売されているので、それを装着すれば、積雪した路面でも(無茶をしなければ)十分安定して走ることが出来るし、林道も構えることなく楽しめる。
新たなカブワールドを楽しむ
カブ110NWJCコンプリートを得ることにより、フィールドに拡がりが生まれて、一味違う新たな楽しみ方(バイクライフ)を知ることが出来た。
ドリーム125からカブ110 NWJCコンプリートに乗り換える時、一番心配だったのが14インチホイールだった。いざ乗り換えてみると、直進性も何の不安も感じないし、17インチと比較しても、路面の凸凹の影響も無く、積載性を考慮したサスが標準装着されているからむしろ安定感があるように思う。
出雲熊野大社にて
その上、荷物を積んで走ると、積載力と安定感をウリにしているプロ用に標準装備されているサスと14インチ効果は抜群で、ドリーム125の安定性を増すために低重心化を図ってサイドパニアケースを装着して走った時よりも安定してる。
キャンプ道具を満載にして走った時、ドリーム125では路面にうねりのあるカーブを曲がると、うねりを超えた所で後ろの荷物を外側にグイッと持っていかれる感じがあったり、急にフロントタイヤの接地感が無くなったり、気持ち良くコーナーに侵入出来ても、うわぁ、おっとっと、あわわわ、という3段階の恐怖を味わう覚悟をしなければならなかったことが思い出される。
ところが、カブ110 NWJCコンプリートではそういう心配は全く無く、スムーズに走れた。かの郵便局や新聞配達で使われる積載力重視のプロがベースになっているからか、これには感心した。
残念ながら、ゴールドウイングのように、高速道路を使って時間を節約することは出来ないが、一般道を長距離走っても苦にならないので、時間があれば何処までも走れるし、走って行きたい気がする。
カブ110 NWJCコンプリートは「速さより心地良さで走り続ける楽しさ」をテーマに小型ツアラーとして創り上げられているからなのだろう。
この「心地良さ」の味付けがとても良い。明さんにエンジンコンディションを調えて頂き、高田さん流の慣らし運転ツーリングにつき合い、ギア比もバッチリ整えられた私のカブ110 NWJCコンプリートは絶妙な乗り味で、病み付きになる美味しさというか、走り続けたくなる楽しさはまさに絶品で、これまでのツーリングで、季節も場所も選ばない凄いツアラーを手にしたことが分かり、とっても嬉しくなった。
京都をカブで散策
京都市出身の私は、この素敵なバイクに乗って、ちょっと観光客気分で京都を散策してみたいと思い立って、カブ110 NWJCコンプリートに乗って帰省し、京都市内をブラブラすることにした。
以前から、「実家へバイクに乗って帰って、そのまま京都をブラブラしたいな。」という思いはあったのだが、実現する一歩を踏み出せなかった。
何故かと言うと、京都市内の観光名所には国内外から沢山の人が集まり、土・日曜日の昼間となると、交通量も結構なものだ。一般乗用車に加えて、交通バスや観光バスやタクシー、さらには工事車両まで、お世辞にも広いとは言えない京都市内の一般道を行き交っている。
あっちこっち周ろうと思うと、通る道や車両の置き場所を考えたりしてしまう。一方通行が多く細い路地を通るから、大型のバイクでは行く気になれず、トップケースを付けた状態で場所を選ばず気軽に停めるには、ドリーム125の華奢なサイドスタンドでは不安があった。
その点、カブ110 NWJCコンプリートのサイドスタンドは安定感があり、パーキングロック機構を使って坂道でもバイクを停める事が出来るので、バイクを停める場所を探す手間がなく手軽さが嬉しい。
ツーリング先でバイクの置き場所を探して、目的地の周りを行ったり来たり。そういう経験が何度もあるからだろうか、車両を置き易いというだけで、何か嬉しい気持ちになれる。
カブ110 NWJCコンプリートにGIVI TRK46Nのトップケースを装着していても、ドリーム125よりワンランク取り回しし易い印象だ。跨ったままでも動かし易く車両を軽く感じる。
道を間違えても荷物を満載にしたまま楽々Uターンが出来て、安心して取り回せるのでとても楽チンで、これまた嬉しい気持ちになる。
ゆっくり、まったり
そういうわけで、カブ110 NWJCコンプリートに乗って京都市内をブラブラしようという気持ちが一気に膨らんだ。そして、直ぐに実行に移した。
いざ京都市街を散策に出かけてみると、3速4速を使って車と同じペースに乗って走ってみたのだが、かなり良い感じだ。京都市内は信号機が多いので、あせって走っても無駄という感じがする。
そういう環境においては、エンジンが滑らかで良いと言うか、ギア比の設定が良いと言うか、カブ110 NWJCコンプリートは、とにかく気持ち良く、せかせかする事無く、ゆっくり、まったり心地良く走る乗り味は、実に良く出来ていて改めて感心した。
ゴールドウイングもこういう感じで一般道をゆったり走れて心地良いのだが、信号が多くてゴー・ストップを繰り返すと、少し左手が疲れる。また、予想通り、取り回しの良さや、車両の置き易さも威力を発揮した。
私がカブ110 NWJCコンプリートで心地良く走っていると、少し離れたところに爆音を響かせている真赤なレーサーレプリカが京都市の街中の渋滞に巻き込まれている姿を眼にした。
ド・ド・ドと大きな排気音、ガシャガシャ、カラカラと、独特な音を立てるエンジン…。かなり強引なスリ抜けを繰り返していて危なっかしくて見ていられない。車のドライバーもきっと同じ目で見ているだろう。
その姿は、緩やかな時間の流れが似合う古都京都には凄く異質で、窮屈そうで、とうてい心地良さそうには見えなかった。
それと比べて、私のカブ110 NWJCコンプリートはというと、ジュイーン、キーッ、カチャッ、ジュイーン…、カブの音というのは、日本の何処で聞いてもマッチしていると言うか、違和感が無い気がした。
ゴールドウイングやスクランブラーも排気音が静かで落ち着きがあるから、こういう場面に遭遇しても違和感が無い気がするが、カブの場合は、早朝の新聞配達カブの音が生活に溶け込んでいるように、どこへ行っても自然な感じがするからなのだろうか。
そんなことを考えつつ、取り回しの良さを活かして四条河原町辺りの中心街など混雑した大通りから空いている小路へ、私はクルリンと方向転換して渋滞をパスした。こういうところは、ゴールドウイングには真似の出来ない、カブならではというところか。
カブ110 NWJCコンプリートは、大きさもポジションもピッタリと妙に適合していて、安心して走る為の要素が満載で、燃費も良くて、日本国内を走り続ける為のとても素敵な乗り物だと何度も自画自讃(自車自讃?)しつつ、今回の、カブでぶらぶら京都観光ツーリング(散歩?)を楽しく過ごすことができた。
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