メンテナンス
メンテナンスのホントのところ
2009-03-13
タイヤの摩耗や経年劣化によるオートバイへの振れの影響
オートバイに乗っていると、ハンドルに振れ振動が発生する場合があります。タイヤを新品にして振れが止まる場合、タイヤによるオートバイ車体への影響が2つほど考えられます。
1.タイヤトレッドセンターの磨耗によるもの
タイヤのトレッドセンターは、タイヤの構成上、外径部分に当たり、直進安定性に寄与する部分でもあります。なぜなら、外径部分ゴムの重量慣性で、タイヤが回転した時に、まっすぐ走る性能を出している要素となっているからです。
そのトレッドセンター部が、磨耗によって減ってくると、タイヤの回転を維持する慣性が低くなることにより、タイヤの直進安定性が徐々に弱くなり、振れが出やすくなる事があります。
2.タイヤ剛性の低下によるもの
タイヤもサスペンションと同様、オートバイの重量保持や、路面の起伏吸収などの機能をもっていますが、そのバネやダンパーに当たる構成部材が、使っているうちに若干へたっていきます。
タイヤの場合、通常柔らかくなる方向に変化するので、オートバイ車体の重量とのバランスで、振れやすくなる場合があります。
1.2.は、タイヤを使っているうちに徐々に進行していくものなので、タイヤのスリップサイン(TWI、トレッドウェアーインジケータ)が出るまで起こらないこともありますし、タイヤのスリップサインまで溝が十分残っている場合でも発生する場合があります。
この辺りは、オートバイとタイヤの剛性や重量、タイヤの使用方法や経過年月によって違います。
タイヤの山があっても古いものやひび割れたものでは楽しさは半減してしまいます。素敵なバイクライフのためにも定期的なチェックをお忘れなく。
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