メンバーコラム
メンバーの独り言
2014-11-09
田島さんの独り言「VTR-F NWJCツアラー仕様 試乗レポート」
格好の良さと脚付きの良さだけで選んだCBR250Rから始まり、OFF車に乗ってみたいとデグリー、SL230と乗継いで、いつものメンバーに誘われてSL230でトレッキングも経験して大型バイクも楽しめるようになった。
大型免許証を取得して17年が経過した。BMW R1100R ⇒ボンネビルT100(800cc)⇒ボンネビルT100(900cc)と乗り継いで、北海道、四国、九州と大型バイクでもロングツーリングを楽しみ、丹後半島や能登半島は日帰りツーリングができるほどツーリング範囲が広がった。
数年前から諸事情により中々ツーリングにも行けない状況が続いている。ギックリ腰にも遭って、大型のバイクに乗るのが億劫になってきて、ボンネビルT100を手放してやがて2年になります。
手放した当初は、少しツーリングに行ける様になったら、コンパクトな400ccか250ccに乗ろうとあれこれと思案していた。が、なかなか思うようなバイクが見つからない。
最近、体力の衰えを自覚しているので、もう大きなバイクには乗る気はないが、あまりにも加速感の無いバイクにも乗りたくないし、長距離ツーリングで楽に走り続けることが出来ず、疲れ切ってしまう様なバイクにも乗りたく無い。
250のロードバイクのイメージは、嘗てCBR250Rに乗っていたころの私は初心者だったこともあり、すごくエンジン回転を上げないと加速も良くなく、低速では安定せず、乗りにくい印象は否めない。
ある程度のスピード、加速感、操作性の良いバイクとなれば、以前試乗した事のあるCB400SB Revoが第一候補になるのだろうが、出来れば車検の無い250の方がいい。250でいいと思えるバイクがあれば・・・と思い、思案している中、CBR250Rが出たと言われ、試乗してみた。
CBR250Rの足つき性
私が乗っていたCBR250Rとは大いに違い、エンジン回転を上げなくても、加速も良く、扱い易く、乗り易かった。が、シート高はローシートを装着してもらっても、両足のつま先が付く程度では155cmの私には少し高く思えた。
250は重量も軽いし何ら問題は無い。しかしツーリングに行った先には轍もあるし段差の道や砂利道もある。また、荷物を満載にした時に強風に吹かれたら・・など、軽い車両とは云えども足つき性を考えると二の足を踏むこととなった。
NWJCのVTR-Fツアラー仕様
NWJCでロングツーリングを楽しめる仕様に仕上げた、VTR―Fツアラー仕様が試乗車になることをWave125のオイル交換で立ち寄った時に聞きつけた。VT250と言えば、私は乗ったことは無いが、中免を取得した当時は結構人気のバイクだったと記憶している。
乗り易いのだろうか?とかなり興味が湧いた。当時のVT250に乗っていたという南店の明さんのコラムも見たら、かなりの高得点を得ていたので早速試乗してみたいと思っていたが、最近はwave125にしか乗ったことが無い私である。
そんな時、いつものメンバーのNakaさんやKさんや村田さん、社長が奥美濃までカブツーリングに出かけると云う。これは、この機会にVTRの試乗を便乗させて貰おうとお願いし、試乗ツーリングが叶った。
カブ110なら一般道をスムーズに流れに乗って走ることには何ら支障は無いし、皆がカブであれば、そんなに速く走ることは絶対に無い!久々ツーリングの私には願ったり叶ったりの条件。
カタログ数値に因れば、VTRのシート高はCBRよりも2cm低い。155cmの私には両足べったりとはいかないけれど、軽量な250ccならかなり安定する文句ない脚付きといえる。また、この位の脚付きなら、バイクから降りずにバックが出来るから、方向転換もとても容易だ。
ハンドルポジションは、標準より少し高く少し手前にしてあるとの事で、そんなに遠くには感じはしなかったし、前傾もこんなものかなという位で然程違和感は無い。欲を言えば背の低い私にはもう少し手前に引いてほしいような気もする。
ツーリングに出発
ツーリング当日は、クラッチ付のバイクが久々ということもあり、おっかなびっくりの気持ちで走り始めた。裏通りを抜けて大通りに出るまでの細い道は、ギアチェンジをする度に大丈夫だろうか、と思いもしたが、10分も走るころには不思議と不安な気持ちは無くなった。
VTRは、明さんのコラムにもあった通り、とても乗り易いバイクでした。NWJCの試乗車は、速さより心地良さで走り続ける楽しさをテーマとしているから、どの車両も、ツーリングなどで使いながら調整とかされて、本来の性能+αの性能を発揮させているから当然なのかもしれないが、このVTRは、エンジンが滑らかで力強く、嘗ての250のイメージは微塵も無い。
何速で走っていてもアクセルを開ければ思い通りの感じで付いてくるのがとてもいい。また、タイヤというか足回りのフィーリングが良いのと、極低速でもエンジンはネバリのある力強さがあるから乗り易く、小回りがとてもし易い。久々の私にもUターンがすんなりと出来ました。
前に試乗したCBR250の時は、シフトアップ・シフトダウンのギアチェンジが頻繁に必要な感じがしましたが、VTR-Fはかなりいい加減にギアを選んでも大丈夫な感じで、シフトダウンが足りなかったかなと思ってもアクセルを開けるとノッキングをすることも無く、加速してくれる優れもののエンジンで、とても乗り易い。
試乗したVTRは、エンジン調整の他にも、ロングツーリングを心地よく楽しむために、フロントのサスペンションを変更し、足回りは全体に硬くしてあるのだと聞きましたが、実際は私が乗っても全く硬い感じがせず、これがノーマルなのでは?と思う程、自然な感じ。私でもこんな風に感じるんだから、VTRのノーマルに着いているサスはかなりクタクタな感じなのだろうと思った。クタクタでは、きっと乗り難い車両だろうと私にも容易に想像が出来る。
今回は120km位の近距離ツーリングでしたが、高速道も嘗ての250とは別物だから楽に走れると聞いているので、是非高速を使った日帰りロングツーリングにも出かけてみたい。また、荷物も満載に出来るツーリングキャリアも装備されていたので、荷物を積んで出かける様なロングツーリングもしてみたいと思いました。
荷物の積載について
もう随分前の事になるが、中免の頃、CBR250Rで北海道へ2週間ツーリングに行った際、荷物を市販のツーリングネットで括り付けていて、後輪とリアフェンダーの間にずれ落ちて、あわやの大参事になりかけた経験がある。
大型トラックのドライバーに『危ないよ』と教えてもらい気づいた。ゆっくり走っていたので転倒は免れたが、知らずにあのまま良いペースで走っていたら、きっとかなりの大怪我か救急車のお世話になっていたことだろう。
ツーリングネットは、補助的にはいいがメインの使用には向かないので、絶対やめるべきだとあの時悟った。
意外なVTR-Fの乗り易さ使いやすさ
大型バイクにも乗っていた私のイメージでは、今回VTR-Fを試乗するまでは、いろんな意味で物足りなさを感じるかもしれないと思っていたけれど、そんな思いは払しょくされた。加速の感じもいいし、小回りも効く。取り回しもし易い。気負うことなく気軽に乗れて、ジャストサイズだなと思ってしまったことに吃驚です。
ツーリングが終わり、実は、今回このままこのバイクを我が家へ・・と思い「このバイクお持ち帰りできますか?」と社長にきいてみたら、両腕で大きなバッテン サインで、「ダメ!」の一言。明君と同じ当時のVT世代の人たちにも、別物と云えるほど進化したVTRに乗ってもらいたいし、もう少し手を入れたい所があるのこと。
また、女性ライダーの意見も聞きたいから、今度は皆が大型バイクでツーリングに行くときに乗って感想を聞かせてほしいと頼まれた。今回はチョイ乗りツーリングだったので疲れも無く、次回は、高速道も走って少し距離の出るツーリングで、どんなものなのか試してみたいと思います。
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