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バイクレビュー

日本の道を速さより心地良さで走り続ける楽しさや、乗りこなす事より使いこなす事などをテーマに、ライダーの目線とメカニックの感性を融合した独自の観点から、ベストコンディションに仕上げた試乗車を駆って、一般情報にとらわれることの無い楽しみ方や、ライダー達のナマの声を紹介しています。

PCX

PCX基本情報
329400円
[排気量] 124cc
展示中
14インチホイールに余裕のライディングポジションが、どこまでも走りたくなる心地よさを生み出す。
第二種原付

主要装備

  • 燃費53.2km/L
  • アイドリングストップ
  • PGM-FI
  • イモビアラーム
  • メットイン
  • コンビブレーキ
  • キーシャッター
  • シート下収納量25L

装備詳細(ホンダ公式サイト)

最新の原付は、驚くほど進化している!

以前から試乗車としてリード90、ジョーカー90、フォーサイト、フュージョン等 色々使ってきていましたが、特に最近の4サイクルエンジンにHONDA独自のPGM FI(フューエルインジェクション)を搭載したHONDAのバイクは格段に性能が良くなっています。

原付2種のカブ110Pro 2台で明さんとツーリングに出掛けましたが、何ら不満も無く、チョイ乗り気分で250Km程度のツーリングを楽しむ事が出来た時、「原付だから・・・、原付では・・・」は、時計の針が停まったような過去の表現だと思いました。

7馬力紀行 カブツーリング

PCX125も以前使っていたスクーターに比べて格段の進化を実感出来たことや、普段から使うことにより分ったことが沢山ありますが、何等かの情報による疑似体験は話のネタだが実体験には及ばない!と、いつも社長から云われていますがまさにその通りだと思います。

PCXと桜

試乗車のPCX125を通勤などで使っています

PCX125の試乗車をスクーターならではの手軽さと快適さから通勤や登録など仕事にも使っていますが、通勤や仕事の足だけではもったいない気もしますので、明さんとカブ110ProコンプリートとPCXで飛騨高山へツーリングにでも行ってみようかと計画中です。

お勧めのバイクに関して、売る事だけに力を入れるのではなく、メカニックとしてベストコンディションに整えて、ライダーの目線で乗りながら其々に違いを体感しながら蓄積したノウハウをフィードバックできることがバイク屋として必要だと思います。

PCX

PGM FIと大径ホイールで軽快な走りを楽しめる

PCXは、コンパクトな車体で鋭い加速が気持ちよく、PGM Fiで燃費が良い事は当たり前で、スクーターならメットインは当然のこと。足回りやブレーキ性能もエンジン同様に進化してとても安心感があり、ワダチでもホイール径が大きいので安定感があります。

乗っている時のポジションは見た目よりは意外とコンパクトで、むしろカブ110プロの方がポジションにはユッタリ感があります。カブはスポーツバイクと同じポジションでロングツーリングだとカブのポジションのほうが楽なのかも?これらもライダーとして乗ってみないと分からない事だと思いました。

シートは以前に使っていたWAVE125やドリーム125、エアブレード同様にPCXも少し固めで、個人差はありますが、おしりが痛くなりにくいタイプで気に入っています。

NWJC恒例のエンジンをチェック

慣らしが終わり1,600kmを走行して恒例のエンジン調整を行いました。

以前のスクーターは2サイクルエンジンでしたが、昨今のエンジンが環境問題などにより4サイクルエンジンが主流となりましたから軽快に心地よく走るためにはエンジンのチェックはお勧めのメンテナンスです。

エンジンメンテナンス効果を実感

スクータータイプはシート下にエンジンがあり車種によってはカウル類やエンジンカバー等を外さないと作業が出来ない事もあり時間がかかる事もありますが、メンテナンス後はアクセルを開けたときのレスポンスの良さには明らかな違いがあります。

PCXエンジンメンテ PCXエンジンメンテ

スポーツモデル同様にエンジンのチェックを行うことで、低速域にモタツキがあってもベルト駆動で無段変速のスクータータイプの場合、違いは判りにくいと思われがちですが、測定結果はIN、EX共に基準値の最大値でしたからメンテナンスを加えてカブ110Pro同様に小排気量は僅かな数値が大きく影響することをPCXでも実感しました。

PCXと桜

トップスピードは変わりませんが、発進時や一定速度から加速する場合、エンジンの反応が良くなるのでベルトドライブ特有のアクセルを開けた後の間というかタイムラグの様な感じが小さくなるので走りがキビキビしていてカブ110Pro とは別の楽しさというか面白さがあります。

ハイスクリーンは快適性がUP

スクリーンをハイスクリーンに交換しましたが、効果は値段以上?で、顔と胸に当る風だけでなく手に当る風も少なくなり快適さが更に良くなり、気のせいかも知れませんがスピードが出やすくなったというか風が整流されて抵抗が無くなったような気がします。

125ccの排気量ですから空気抵抗は意外に影響すると思います。

PCXハイスクリーン

メットインスペースはとても便利

仕事で市役所や陸運局等に登録に行ったりする時も容量25Lのメットインスペースは、書類や雨具にヘルメットその他諸々なども充分に入るので便利です。ちなみにリードEXは、原付メットイン最大容量の35Lです。

仕事中

アイドルストップも装備

最近エコについて車メーカーは、アイドルストップが云々・・・とPRしていますが、HONDAのスクーターには1999年ころから採用されていますので新しいというより当たり前の気がします。街中ではアイドルストップも使ってみると、信号待ちのエンジン停止時は最初慣れるまでは静か過ぎて不安に思われますが、慣れてくるとエコしているというか少しは環境に貢献しているような気が・・・。

余談ですがPCXに乗っていらっしゃるお客さんからの燃費に関する情報ですが、今のところ最高で42~43km位で環境にもお財布にも優しいみたいです。しかし、アイドルストップを多用しすぎるとバッテリーの負担になるので少し注意が必要です。

通勤快足か?通勤快速か?

PCXに乗り出して思い出したのが昔、靴下だったか靴だったか通勤快足とかいう名前の商品があったと思うのですがまさしくPCXにぴったりの言葉じゃないかなと思いました。
キビキビ走ってスピードも思った以上に出るので「快速」のほうが似合っている気もしますが、125ccの原付2種は足代わりで使い易いのでやっぱり前者でしょうか?

PCXで通勤 PCXで通勤

カブ110やPCXで通勤すると帰り道にちょっと道草したり、いつもと違う道で帰ったり出来るのは小排気量の原付ならではの楽しみ方だと思います。

PCXではカブ110プロコンプリートみたいにキャンプ道具など大量に荷物を載せての長距離ツーリングは苦手でもシート下のメットインスペースとオプションのリヤTOP BOX等もあるので、スタイルは違っても長距離を楽しむ事も出来ると思いますし、使い方は十人十色で楽しめると思います。

PCXツーリング

NWJC独自のメンテナンスを施してベストコンディションに仕上がったPCX125やカブ110など、最新の原付の進化を試乗にて体感してください。

細川博昭

車名・型式 ホンダ・EBJ-JF28
全長(mm) 1,915
全幅(mm) 740
全高(mm) 1,090
軸距(mm) 1,315
最低地上高(mm) 130
シート高(mm) 760
車両重量(kg) 128
乗車定員(人) 2
最小回転半径(m) 2.0
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
タイヤ(前) 90/90-14M/C 46P
タイヤ(後) 100/90-14M/C 51P
エンジン型式 JF28E
エンジン種類 水冷4ストロークOHC単気筒
総排気量(cm3 124
圧縮比 11.0
最高出力
(kW[PS]/rpm)
8.5[12]/8,500
最大トルク
(N・m[kgf・m]/rpm)
12[1.2]/6,500
始動方式 セルフ式
燃料タンク容量(L) 5.9
燃料消費率(km/L) 53.2
(60km/h定地走行テスト値)

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