バイクレビュー
日本の道を速さより心地良さで走り続ける楽しさや、乗りこなす事より使いこなす事などをテーマに、ライダーの目線とメカニックの感性を融合した独自の観点から、ベストコンディションに仕上げた試乗車を駆って、一般情報にとらわれることの無い楽しみ方や、ライダー達のナマの声を紹介しています。
PCX
- PCX基本情報
- 329400円
- [排気量] 124cc
- 展示中
- 14インチホイールに余裕のライディングポジションが、どこまでも走りたくなる心地よさを生み出す。
第二種原付
車名・型式 | ホンダ・EBJ-JF28 |
---|---|
全長(mm) | 1,915 |
全幅(mm) | 740 |
全高(mm) | 1,090 |
軸距(mm) | 1,315 |
最低地上高(mm) | 130 |
シート高(mm) | 760 |
車両重量(kg) | 128 |
乗車定員(人) | 2 |
最小回転半径(m) | 2.0 |
変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) |
タイヤ(前) | 90/90-14M/C 46P |
タイヤ(後) | 100/90-14M/C 51P |
エンジン型式 | JF28E |
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エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC単気筒 |
総排気量(cm3) | 124 |
圧縮比 | 11.0 |
最高出力 (kW[PS]/rpm) |
8.5[12]/8,500 |
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) |
12[1.2]/6,500 |
始動方式 | セルフ式 |
燃料タンク容量(L) | 5.9 |
燃料消費率(km/L) | 53.2 (60km/h定地走行テスト値) |
その他のレビュー
- GL1800 GOLD WING ゴールドウイング Review
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- [排気量] 1832cc
- CB1100 Review
- CB1100はCB750の後継モデルとして登場しました。伝統の空冷4気筒です。
※ABS付は1,109,160円 - [排気量] 1140cc
- NC700X NC700X NWJC仕様 Review
- NWJC独自の観点で、NC750Xに勝るとも劣らない、NC700Xの魅力を引き出しました。
※旧モデルNC750X(EBL-RC72)の情報はこちらから - [排気量] 669cc
- CB400 Super Bold'or CB400スーパーボルドール Review
- ハーフカウルを備えた人気のツーリングモデル。ABS付モデルもあり。
※ABSモデルは909,360円 - [排気量] 399cc
- VTR / VTR-F Review
- 街中からツーリングまで幅広く楽しめる、PGM-FI採用Vツインエンジンです。
※VTR TypeLDは609,120円
※VTR-Fは619,920円
※写真はVTR-F - [排気量] 249cc
- 試乗可
- CBR250R Review
- 懐かしいHONDAシングル250の鼓動感は、GB250のSSモデルというべき心地よい乗り味です。
※ABS付きモデルは549,720円 - [排気量] 249cc
- SL230 Touring Master SL230 ツーリングマスター Review
- トータルバランスを高めて、SL230ツーリングマスターとして蘇らせました。
- [排気量] 223cc
- 試乗可
- Super Cub 110 NWJC カブ110 NWJCコンプリート TypeⅢ Review
- 速さより心地良さで走り続ける楽しさを形にした、ロングツーリングも楽しめる小型ツアラーです。
※写真はカラー変更済み・オプション装着車
通販可能です。
七馬力紀行 - [排気量] 109cc
- 試乗可
- Cross Cub クロスカブ Review
- ゆったり乗れるアップライトなライディングポジションと幅広ハンドルで、普段づかいも休日の遠出も快適です。
七馬力紀行 - [排気量] 109cc
- Tact Basic タクト・ベーシック Review
- ふだんの、いちばんへ。スタンダードスクーター
第一種原付
※タクトは172,800円 - [排気量] 49cc
- Giorno ジョルノ Review
- 親しみやすいけど上品。いとおしいけど頼もしい。
第一種原付 - [排気量] 49cc
- Dunk ダンク Review
- 若者の通学や通勤、さらには普段の生活の楽しみを広げるスクーター。
第一種原付 - [排気量] 49cc
- Dio 110 ディオ 110 Review
- 限られた場所を行き来するだけではもったいない。軽快かつスポーティな走りを魅せるDio110
第二種原付 - [排気量] 108cc
店舗案内
ノースウイングJC南店
- 営業時間:9:00~20:00
- 定休日:月曜日、第二日曜日
- 岐阜市宇佐東町13-16
- 058-272-8963
- お問い合わせ
ノースウイングJC北店
- 営業時間:9:00~20:00
- 定休日:月曜日、第二日曜日
- 岐阜市上土居1-6-1
- 058-294-4421
- お問い合わせ
主要装備
装備詳細(ホンダ公式サイト)
最新の原付は、驚くほど進化している!
以前から試乗車としてリード90、ジョーカー90、フォーサイト、フュージョン等 色々使ってきていましたが、特に最近の4サイクルエンジンにHONDA独自のPGM FI(フューエルインジェクション)を搭載したHONDAのバイクは格段に性能が良くなっています。
原付2種のカブ110Pro 2台で明さんとツーリングに出掛けましたが、何ら不満も無く、チョイ乗り気分で250Km程度のツーリングを楽しむ事が出来た時、「原付だから・・・、原付では・・・」は、時計の針が停まったような過去の表現だと思いました。
7馬力紀行 カブツーリング
PCX125も以前使っていたスクーターに比べて格段の進化を実感出来たことや、普段から使うことにより分ったことが沢山ありますが、何等かの情報による疑似体験は話のネタだが実体験には及ばない!と、いつも社長から云われていますがまさにその通りだと思います。
試乗車のPCX125を通勤などで使っています
PCX125の試乗車をスクーターならではの手軽さと快適さから通勤や登録など仕事にも使っていますが、通勤や仕事の足だけではもったいない気もしますので、明さんとカブ110ProコンプリートとPCXで飛騨高山へツーリングにでも行ってみようかと計画中です。
お勧めのバイクに関して、売る事だけに力を入れるのではなく、メカニックとしてベストコンディションに整えて、ライダーの目線で乗りながら其々に違いを体感しながら蓄積したノウハウをフィードバックできることがバイク屋として必要だと思います。
PGM FIと大径ホイールで軽快な走りを楽しめる
PCXは、コンパクトな車体で鋭い加速が気持ちよく、PGM Fiで燃費が良い事は当たり前で、スクーターならメットインは当然のこと。足回りやブレーキ性能もエンジン同様に進化してとても安心感があり、ワダチでもホイール径が大きいので安定感があります。
乗っている時のポジションは見た目よりは意外とコンパクトで、むしろカブ110プロの方がポジションにはユッタリ感があります。カブはスポーツバイクと同じポジションでロングツーリングだとカブのポジションのほうが楽なのかも?これらもライダーとして乗ってみないと分からない事だと思いました。
シートは以前に使っていたWAVE125やドリーム125、エアブレード同様にPCXも少し固めで、個人差はありますが、おしりが痛くなりにくいタイプで気に入っています。
NWJC恒例のエンジンをチェック
慣らしが終わり1,600kmを走行して恒例のエンジン調整を行いました。
以前のスクーターは2サイクルエンジンでしたが、昨今のエンジンが環境問題などにより4サイクルエンジンが主流となりましたから軽快に心地よく走るためにはエンジンのチェックはお勧めのメンテナンスです。
エンジンメンテナンス効果を実感
スクータータイプはシート下にエンジンがあり車種によってはカウル類やエンジンカバー等を外さないと作業が出来ない事もあり時間がかかる事もありますが、メンテナンス後はアクセルを開けたときのレスポンスの良さには明らかな違いがあります。
スポーツモデル同様にエンジンのチェックを行うことで、低速域にモタツキがあってもベルト駆動で無段変速のスクータータイプの場合、違いは判りにくいと思われがちですが、測定結果はIN、EX共に基準値の最大値でしたからメンテナンスを加えてカブ110Pro同様に小排気量は僅かな数値が大きく影響することをPCXでも実感しました。
トップスピードは変わりませんが、発進時や一定速度から加速する場合、エンジンの反応が良くなるのでベルトドライブ特有のアクセルを開けた後の間というかタイムラグの様な感じが小さくなるので走りがキビキビしていてカブ110Pro とは別の楽しさというか面白さがあります。
ハイスクリーンは快適性がUP
スクリーンをハイスクリーンに交換しましたが、効果は値段以上?で、顔と胸に当る風だけでなく手に当る風も少なくなり快適さが更に良くなり、気のせいかも知れませんがスピードが出やすくなったというか風が整流されて抵抗が無くなったような気がします。
125ccの排気量ですから空気抵抗は意外に影響すると思います。
メットインスペースはとても便利
仕事で市役所や陸運局等に登録に行ったりする時も容量25Lのメットインスペースは、書類や雨具にヘルメットその他諸々なども充分に入るので便利です。ちなみにリードEXは、原付メットイン最大容量の35Lです。
アイドルストップも装備
最近エコについて車メーカーは、アイドルストップが云々・・・とPRしていますが、HONDAのスクーターには1999年ころから採用されていますので新しいというより当たり前の気がします。街中ではアイドルストップも使ってみると、信号待ちのエンジン停止時は最初慣れるまでは静か過ぎて不安に思われますが、慣れてくるとエコしているというか少しは環境に貢献しているような気が・・・。
余談ですがPCXに乗っていらっしゃるお客さんからの燃費に関する情報ですが、今のところ最高で42~43km位で環境にもお財布にも優しいみたいです。しかし、アイドルストップを多用しすぎるとバッテリーの負担になるので少し注意が必要です。
通勤快足か?通勤快速か?
PCXに乗り出して思い出したのが昔、靴下だったか靴だったか通勤快足とかいう名前の商品があったと思うのですがまさしくPCXにぴったりの言葉じゃないかなと思いました。
キビキビ走ってスピードも思った以上に出るので「快速」のほうが似合っている気もしますが、125ccの原付2種は足代わりで使い易いのでやっぱり前者でしょうか?
カブ110やPCXで通勤すると帰り道にちょっと道草したり、いつもと違う道で帰ったり出来るのは小排気量の原付ならではの楽しみ方だと思います。
PCXではカブ110プロコンプリートみたいにキャンプ道具など大量に荷物を載せての長距離ツーリングは苦手でもシート下のメットインスペースとオプションのリヤTOP BOX等もあるので、スタイルは違っても長距離を楽しむ事も出来ると思いますし、使い方は十人十色で楽しめると思います。
NWJC独自のメンテナンスを施してベストコンディションに仕上がったPCX125やカブ110など、最新の原付の進化を試乗にて体感してください。
細川博昭